【HTC開発者交流会】VIVE Pro Eyeで視線ヒートマップを描くチュートリアル-後編-【バーチャルライフマガジン】
明けましておめでとうございます…
光陰矢の如く、いつの間にか1か月経っておりました。コワイ(..)
この1か月の間に、VR技術者試験の結果が出まして、無事合格しました。
晴れて日本バーチャルリアリティ学会認定 バーチャルリアリティ技術者です('ω')
今回は前の記事の続きと、一緒に使える心拍・脳波等センサについて書いていきます。
『バーチャルライフマガジン 2月号』にて、私のバーチャル学会に出したポスターが掲載されました。VR会場に行かなくても見れるのでここの読者に優しい…。
無料で閲覧できますのでご興味あれば他の記事のついでに見てやってくださいませ。
視線ヒートマップを今度こそ描きます
前回↓
Unitychan(© Unity Technologies Japan/UCL)です。少しの間、眺めてから読み進めてください。
参考: UnityのPlane上に注視点ヒートマップを作る - Qiita
↓いつもどおりSteamVRをインストールしています。
↓SRanilpal_SDKをVIVE公式から貰ってきます。
↓Assetの中からSRanipal_Eye_Fremeworkをシーンに入れます。
↓先ほどのリンクからshaderとスクリプトをお借りいたします。Materialも一つ作成。
↓Planeを適当に作って、立てておきます。さっきのMaterialを適用。
↓そのPlaneのちょっとだけ後ろに同じサイズのPlaneを作って画像を貼り付けます。
↓この時は実行時に分かりやすいからと球を置いたけれど、要らないね…。
↓お借りしたプログラムの中にSRanipal_SDKの要素を軽く突っ込みます。シェーダも変化速度を少しいじりましたがここはお好みで。
Vive Pro Eyeで視線計測をしたデータの可視化#VIVEアンバサダー#HTC開発者交流会 pic.twitter.com/awj6Wp5vib
— うめ研究生@公式VIVEアンバサダー (@ume_study) 2022年1月26日
キャラクターのデザイン(目・口・服etc)やイラストの特徴的な点に対して、観察する際に比重が置かれていることが、視線データの可視化から分かりました。
交通系(運転,歩行)や絵画鑑賞、広告効果など応用範囲は幅広いでしょう。
メタバースがこのまま栄え、HMDにアイトラが標準搭載になったら、視線データを無断で収集して問題になる企業が出てくる未来もあったり…?
VR空間での視線データは、対面時のアバタ観察や非現実的なものへの視線配分、VR空間での商業などなど未知数かつ有用そうな分野ですからね。お宝が眠っていそうです。
視線と同時に、心拍(心電図)とか呼吸・皮膚電位・脳波を見れたらウソ発見器が作れそうですよね…。他にもVRで事故をシミュレーションしたときの交感神経を一緒に評価できたら近未来感あるなぁとか妄想したりしているんですが、誰かやられてたりしませんか…?
必要なセンサは、私がお世話になっている企業さんでHMDより安価で入手可能なので、ご興味あればぜひ…(突然のステマ)
自分が使ってるのはBiTalino BITシリーズです。Unityでも動きます。
色々な大学・企業が導入されてますのでご安心ください。
今度はこのセンサの開発について、この企業さんのブログに書くかもです。
何卒よろしくお願いします。